◆2002.09.012
昨日はなかなか眠れなかった。なぜかというと私はろくに英語を勉強した事がないからだ。
朝目覚めて単語を必死に繰り返す。アップル、バナナ、食べ物しか出てこない。
やっぱり手始めは会社だ。いきおいよく会社のドアを開けると、そこにA子。
「おっはよー」
私も「お、おはよう」何故かぎこちなく。
単語が出てこない。一回も挑戦できずに終了の予感。
だけど、これじゃあ駄目だ、とA子を呼びとめ、
「今日さ朝コンビにで 新商品進められたけど ペェアス〔PASS〕したよ」
A子の反応は「えっ?ピアス?」
…失敗だ。やり直しはなしなので自動的に終了。
◆2002.09.13
挑戦二回目。そもそも今回の挑戦には無理があった。ほんとに勉強は大切なんだな、と落ち込む。なんでこんなことで落ち込まなくてはいけないのか。
会話の中に挑戦を入れるとまったく会話の内容に身が入らない。こないだなんて、上司に「お前聞いてるのか?」っと怒られてしまった。
まずい もっとスムーズに単語が出てくるようにしないといけない。
ルー大柴にはなりたくない。私が目指しているのは和田あきこだ ビックフットだ。
そこで挑戦日にはあらかじめ単語をひとつ用意して望むことにした。
天然キャラのC子と話している時チャンスはやってきた。
「昨日何時にねたのおー?」とC子。
「昨日ねー10時にデェアウン(Down)したあー」
「やだ 発音すごくない?」
調子づいた私、上司に「すいませんコピー機が壊れたみたいなんです。何度もチュラアイ(TRY)したんですけどー」
上司ちょっとの間の後、「わかった」と一言。恥かしさでくじけそうになったが、この調子でがんばろうと思う。
◆2002.09.15
もうこうなれば、事前に単語をメモしておき、思いつくまま会話にとりいれたいと思う。
同僚の1こ下の子にはさみを借りた。返す時にチャンスはやってきた。
「E君、このはさみすっごいキャーット(CUT)力だねー」
E君「すっごい気合はいってますねー」
ふふふ いい感じ。
昼を食べた後、C子に「ルージュ貸して!」
C子「ヤダ!ふるーい」
だんだん感触をつかんできた。
ただ、単語を言うとき目を見開く癖がついてしまい、これだけは直そうと思う。 |