昔からひとり行動がとにかく苦手です。
最近では「おひとり様」とか言って、女ひとりの外食は当たり前、
焼き肉、お寿司だって「おひとり様」には許される時代…ですが
私にはハードルが猛烈に高く感じます…
見る人から見ればふつうのことかもしれませんが、私には超難問!
「おひとり様」=ひとり外食に挑戦してみました。



■初日 

給料日あとなのかお店が混み合って1日中ばたばたしてたら、お昼を食べ損なったのでものすごく空腹。

「おひとり様」初心者な私は、知らない店に入るのはさすがに厳しい。そこで、よく友人と行くしなびたおそば屋さんへ。この店で私が大好きなのが「開化丼」。親子丼の鳥肉が、豚肉になったどんぶりを夕食に食べることを決意。

女1人で豚肉が乗ったどんぶりはみっともないだろうか、せめてそばにした方がいいんだろうか、そばの場合一番安いやつだといやな顔をされないだろうか…

1人外食が平気な人にはあきれられるかもしれませんが、私にとっては大問題。「化粧がおかしくないか」「今日の服の取りあわせはおかしくないか」そういうことを考えるのと同じレベルで「1人で豚肉がのっかった丼ものを食べるのはおかしくないか?」などと考えてしまうのです。
不安はつきないまま、そば屋へ到着。
店内をのぞくと、いつになく混んでる……しかも3人〜4人のグループが3組。それも、サラリーマンだけならまだいいものを、私と同年代くらいの6人グループがワイワイ騒いでるのです。

無意識に身をひるがえしてしまい、どうしていいかわからないまま向かいの本屋へ飛び込みしばしオロオロ。
どうしよう。入りづらい。30分ほど、本屋の窓からそば屋の様子を立ち読みするふりをしながらちらちらチェックするけれどあいかわらず大盛況。

グループにはさまれて1人丼ものを食べる自分を想像していると、どんどん憂鬱になってきた。でも挑戦だし…と意を決して本屋の階段を降りている途中、異変が起こったのです。

というのも、突然満腹になったのです。
かるい吐き気までしてきて豚肉に対する熱意がすーっと消えました。

1人外食が嫌なあまり、体が「お願いだからやめて」とおそらく警報を発した…のかどうかわかんないですけどとりあえず、ラッキー。

「これじゃ仕方ないわ、おなかいっぱいじゃ仕方ないわ」とあっさりあきらめ帰ることに……
すると、店から遠ざかるのに比例して空腹具合がぐんぐん元通りに。もちろん家につくころには胃が痛むほどの空腹になり、結局ローソンで鮭おにぎりを買ってきて、ぼそぼそ食べました。

わかったことは前途多難だということです。


■2日目

昨日のことから「食べたいと思ったら迷わずすぐに店に入る」「食べたいと思ったものを絶対食べる」というルールを決めたとたん、ラーメン、それも豚骨ラーメン。
最悪なものを食べたくなってしまった。

「バカ!バカッ!」勤務先でレジを打ちながら心の中で自分を罵倒しても、ルールに従わなきゃいけない。

昨日以上に憂鬱な気持ちでよく行くラーメン屋へ…。結構な頻度で通っている豚骨ラーメン屋。
男ばかりのカウンターが外から見える。
ちなみに、以前仕事帰りに、どうしてもこの店のラーメンが食べたくなって来てみたけれど、結局店の前を3往復して帰ったことがありました。
でも今回こそは…今日こそは…。一大決心してドアをあけると
「っらっしゃいまっせー!カウンターでご注文お先お願いしまぁーす!」

私はどこまでも自意識過剰。「細麺のほうが女らしいのでは」と思い、いつも太麺を頼むのに「細麺お願いします…」と言ってしまった。「はいこちらお願いしまーす」と通されたのは、左に男2人組。右にカップルにはさまれた席でした。あー、ものすごく気まずい。

ところで、この挑戦をしようと思い立ったきっかけは 友人の「どうして1人で外食できないの?あんたのそういうとこ理解できない」という冷たい一言でした。「焼き肉は無理とか言うならわかるけどさぁ」と言ったHちゃん。
前は「えー。なんとなく」と答えてたんですが、今なら答えられるよ。即答できるよ。
チャーシューがやわらかすぎて、おハシからとろけ落ち、スープに「ドブン…」と音をたてて落ちて四方八方に汁を飛び散らせちゃった時に恥ずかしいから。おろしたばかりのTシャツに汁がついちゃっても無言でティッシュに水をひたし、ふきとるのは、苦痛だったから……。

ろくすっぽ食べることもできず、店を飛び出すように帰ってきました。
ラーメン屋には女性席を。女性席っていうか、遠く遠く他の客から隔離された席を、ひとつお願いします。

■3日目
おとといから夕飯をろくに食べていなかったら、少しやせた。
今日の晩ご飯のことを朝いちばんに考える癖がついた。お昼にいつもと同じようにパンを食べ、レジに戻ると、先輩の女性が「隣のテナントに入ったピザ屋で食べてきたけどおいしかったー!」と浮かれた様子で戻ってきたのです。

思わず「ひとりで、ですか?」と聞き、そして挑戦のことで頭がいっぱいだったために「すごいですね、ひとりでピザ…」と言ってしまったのです。

A型の彼女は私のどうでもいい発言の一つ一つを見逃さない人なので「は?どういう意味?すごいって何?」と食いついてきました。やばい、と思った時にはもう遅く「よく食べるって言いたいんでしょ」とか「ひとりでピザはないだろうって思ったんでしょっ」と冗談ぽくですが、怒り心頭という雰囲気でまくしたててきました。
「いや、そうじゃなくって、私ひとりで外食苦手だから、すごいな、と思って」と正直に答えると、「あんた自意識過剰なとこあるからね」と一言。

とりあえず難を逃れた…と思った瞬間「でもねでもね、そうやって人の目ばっかり気にしてたら絶対だめだよ! だってあんたいいところ、たくさんあるじゃん? だからもったいないよ」と何の話だかわからなくなってきました。

「うん、じゃあ今日がんばって外食してみます」と話をうち切るために威勢良く言うと「外食のことじゃなくって!」と「私の自意識過剰について」というテーマでのお説教開始。

おとなしく外食してたらこんな目にはあわなかった、と思うと、明日からはがんばれそうです。

→つづく。


ふたりでいつでも悪ふざけ


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