私にはハードルが高かった、ひとりカラオケ…。
一度目の挑戦は惜しくも?大失敗。
もう一度、もう一度だけ挑戦してみたいと思います。


 この前の失敗を考えて 今度は平日に実行した。
 今回はちょっと大人が来る、格安じゃないカラオケボックスに行く事に決めた。そしてやっぱり結婚式の格好で出かけた。
 またもやボックスの前で缶ビールをあおる。只今PM10時25分。ちょっと前にカップルが中に入っていくのを横目でチェック。あー恥かしい。昔10代の頃友達3人でバカ殿のメイクをしてプリクラをとりにでかけた事があるが、その時の倍以上恥かしい…。
 あせって家を出てきたので、挑戦の経過を書き留めるためのペンをよくみるとキティーちゃんだった。「キティーちゃんって…」あまりの情けなさに意味の分からない一人事を言ってみる。
 さーそろそろ入って見るか。ここは飲み放題でもなければガキもいない。

 いきます。

 エレベーターから降りると、すぐカウンターという仕組みの店だ。エレベーターの中で必死にノートに書き込んでいると、パーンとドアが開いてカラオケボックスがおでましだ。
「いらっしゃいまっせー」用紙に名前を書き込んでると、きたきった---!
 「何名様ですか?」
 何故「お一人様ですか?」ときかないんだろう。当たり前か。 たかが「何名様ですか?」の一言にこんなにびくびく興奮したのは、全世界でも私ひとりだろう。何年か前に、主婦が買い物帰りに一人でカラオケをするのが急増している、とテレビでやっているのを見た記憶がある。あれは本当なんだろうか? 本当ならこんなにびくびくする必要はないのだが。じゃあ何故こんなにカラオケボックスの人は半笑いになるのか? 不可解だ。
 いろいろな考えが頭をよぎる中、私は店員の目をしっかり見つめて「待ち合わせです!」と言ってしまった…やっぱり小心な私。
 「え?待ち合わせですか?あと何名様いらっしゃる予定でしょうか?」
 「えーっとあと3人から5人だと思います」
 「では人数でお部屋の大きさかわるので5人様の予定でよろしいでしょうか?」
 「はい でも小さい部屋でいいです」
 ここで店員が「こいつ変だ」という目をしたのを私は見逃さなかった。タイプな顔をしているだけに痛い。おめかしが台無しだ。
 そしてちょっと広めの部屋へ一人で案内される私。
 「お飲み物は?」店員、またしても笑った。笑ったのだ。笑いながらメニューを差し出す女店員。いたって真面目に「コーヒー」と注文。
 ああ もう帰りたい。2時間いるぞ、と気合を入れていたが1時間にした。
 そして1曲目 椎名林檎の「眩暈」を入れてみた。
 「わーたしーがー♪こんなメロディーを口ずーさーむのはさーて どうしてでしょーうぉーねぇーえー」
 2番目を「わ-たしーがこんな挑戦をするのはさーーてーどうしてでーしょうーねー」と歌ってみた。私、面白い。一人笑いをして馬鹿馬鹿しくなってきたが挑戦はまだまだ終わっていない。
 へへへと危なく一人笑っている時コーヒーがきた。相変わらず店員は笑っている。コーヒーを持ってきて出て行くまでのわずかな時間、歌うのを止めずに力いっぱい松浦あやを歌ってみた。よくわかんないが、友人と渋谷を歩いている時に覚えた自慢の一曲だ。店員もいいところに来てくれた。さびの部分だ。勝った様な気がした。
 あまりに頑張りすぎて喉が渇いていたため、コーヒーは一気に飲み干し、飲み干したと同時に後悔が舞い降りた。
 もう一度インターホンを押し、ビールを頼む。ビールはすぐやってきた。それからも 私一人のカラオケ大会は続き、どうでぃても歌ってみたかった演歌や自己満足でしかない曲などを歌いまくった。

 なかなか入ってみると楽しかった。ブルーではあるが。ところが一番むなしいのが歌う曲が思いつかず悩んでいる時だった。普段友達と行った場合なら歌うか話すかどっちかにしろという何気ない時間になるであろうこの時間が、一人だと、かすかな有線ととなりの楽しそうな話し声や歌声が聞こえてきて、いじめられっこみたいな気持ちになるのだ。
 それでもめげず あー時間がもったいないと ちゃんとした独り言がでてくるまでにリラックスした自分がいた。
 そんな時インターホンが鳴った「お時間5分前ですが」そこで私、このままではおもしろくないと思ったので「あと1時間いいですか?」と延長の申し出をした。
 「わかりました」と店員。しかし待ち合わせの突っ込みは一切ない。
 どうなっているのだ なんかないのか。面白くないのでつまみを注文してみる事にした。ポテトチップスとたこ焼きざんぎを注文した。ビールも。そこで突っ込みを入れやすいように、はしを4膳頼んでみた。
 どうってことなくはしは4膳きた。相変わらず女店員は笑っている。ビールを持ってきたときにやっと店員に「待ち合わせの方はこられないんですか?」ときいてきた。「私は場所がよくわかんないみたいです」言ってみた。「え?」といったまま店員は出て行った。
 軽く? 酒も入ってかなり気分も良く、それから一休さんやアンルイス、ラップなんかも歌ってみた。結局それから何事もなく時は過ぎていきビールももう一杯注文して、かなりのほろ酔いになった頃私はとんでもない事に気がついた。財布の中身を確認してくるのを忘れた。
 ちょうどグローブのなんとかって曲を歌っていた時、100円玉2個とほんの少し、とにかく煙草は一箱250円だみたいな歌詞を歌って思い出したのだ!! 冷や汗をかきつつ財布をあけてみる。間に合うかどうかぎりぎりの金額だ。そこで友達に電話してみる ……待てよ。友達になんて言おう。
 「一人でカラオケにきたらお金が足りない。」まずい。やめよう。
 とにかく会計に行こう。あんまり焦ってノートを忘れそうになった。そう 私は普段から何かが抜けている。うっかりさんOLだ。
 そしてレジへ。がたがた震えてお酒もすっかり抜けてしまった。そんな時「お連れ様はいらっしゃらなかったんですね」の一言。
 は? もうそんなことはどうでもいいんじゃー。結果的には足りました。よかった。
 今回の挑戦は 私のミスで最後にしまりのない結果に終わりましたが、一人でもそれなりのよさがあったといえます。ただ、今頃店員の笑いものにされているのは確実でしょう。絶対に友達とワイワイいったほうが楽しいですし。ただ、ひとりで来て気兼ねなしに練習したい曲があるという場合もあるでしょうが…。そういう曲は、やっぱりひとり部屋で歌うべきでしょう。
 田舎の温泉施設などにたまにある、お一人様専用みたいなカラオケコーナーで皆様も実行してくださいまし。


ふたりでいつでも悪ふざけ


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